2020年のサッポロボーイズ。
昨年度の6年生が抜け、全選手で30人を切ったところからのスタート。かなり苦しいシーズンが予想されました。しかし、新型コロナウィルスという未曾有の事態もありながらも、2020年に入り30名を超えるたくさんの選手が入団してくれました。また、コーチとして数名のOBがクラブに帰ってきてくれるという嬉しいこともありました。
あらためて、ボーイズのサッカーを浸透させ作り上げていくなかで、公式戦の結果(=サッカーの表現)としてはなかなか芳しいものではありませんでした。
ただ、
6年生はリーグ戦とトーナメント戦を闘う中で、シーズン当初はなかなか出てこなかった気持ちの強さや自己表現、サッカーに取り組む姿勢が変わってきています。現在はフットサルシーズンに入り、プライベート大会等に参加させてもらいながら、積み上げを続けていますが、「プレーモデル」を頭に入れながら自分のプレーを表現し、勝負にこだわれるようになってきています。最後のフットサル大会では、ひとつの結果を出せることを期待せずにはいられません。
5年生、唯一の公式戦では、結果的にこのブロックを制する強豪と対戦。試合の経験値も少ない選手が多く、チームとして闘うものの(いわゆる)「個」の力量で崩され、失点を重ねてしまいます。試合の趨勢は決しているものの、サッカーを諦めずに闘い続け、2点返します。得点差がついてしまったときになかなかできることではありません。フットサルシーズンに入り、それぞれのペースではありますが、うまくなることをやり続け、圧倒的に足りていなかった「自分を表現する」ことが少しずつ芽が出始めています。
4年生、今年夏に加入したメンバーもおり、ほとんど初めての試合経験のなかで迎えてしまった中央区予選。良いところまで攻め込むものの決めきれずにいると、逆に失点してしまうという悔しい2連敗…ただ、この2試合がこの子たちが変わるきっかけになったことは間違いありません。この学年一番古株の選手が、他の選手たちに「もっとこうしようよ」「もっと一生懸命やろうよ」と発信。それまでとはガラッと雰囲気が変わり、練習からバチバチ「サッカー強くなる」練習を積み重ねています。
3年生以下、特に人数が増えました。まだまだ発想が「自分」のことも多かった夏。サッカー(あるいはスポーツ、チームスポーツ)を始めた子も多く、まずはサッカーを楽しいと感じ、好きになり、しっかりと「練習」するところからのスタート。夏のポプラ杯ではなかなか勝てずにいました。しかし、夏を越え、いろんな試合や選手を知り、世界を広げるなかで、特に3年生はサッカーに対する姿勢が変わり、自分たちで自分たちの準備や片付けに気を配れるようになってきました。目つきが変わってきました。もともととても元気があり、パワーのある選手たち。これからがとても楽しみです。
「サッカーの表現」の結果である「試合結果」だけみると、やはりサッカーは甘くはなく、時間もかかり、まだまだ物足りない、悔しい1年となりました。
しかし、「ダメだった」から諦めるのではなく…、
どんなときでも、
難しそうでも、
チャレンジし続ける。
絶対にうまくなれる。強くなれる。そのために、サッカーを諦めない。
そのために、いま、やらないといけないことはなんなのか。
一生懸命、練習する。
自分でできることは、自分でする(道具の準備や、荷物の管理)。
練習の準備を、「手伝う」ではなく、自分が「やる」。
仲間と、チームメイトと、「自分」を伝えあう。お互いのことを考えながら。
だって、サッカーうまくなりたいから。
だって、サッカー楽しいから。
だって、サッカーが好きだから。
そんな、サッカーそのものに向き合う、向き合える「気持ち」は、ものすごく成長してきた、表現できるようになってきたこと。
「サッポロボーイズ」らしいスピリット。
それが浸透してきた、1年でした。
そんな2020年が終わり、2021年。
サッポロボーイズらしいスピリットとともに、選手・保護者のみなさんとともに、みんながわくわくできる2021年に!
【公式戦の結果】
◇U12◇
U12サッカーリーグin北海道 札幌地区リーグ2020 Eブロック
vs 若葉ボンバーズ △0-0
vs 太平FC ○5-1
vs 菊水 ●0-2
vs リベルタ栄町 △2-2
vs 札苗緑 ○1-0
vs 発寒 △2-2
vs サルビア △2-2
勝点10(2勝1敗3分) 4位
JFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会 札幌地区予選
一回戦 vs SSSサクセスB ○2-0
二回戦 vs スポルティングFC ●0-3
◇U11◇
U11札幌地区サッカー大会
一回戦 vs AGGRE ●2-8
◇U10◇
札幌市サッカー少年団8人制(U-10)大会(中央区 交流大会)
vs Safilva ●0-2
vs 宮の森 ●0-3
その他、フェスティバル等に多数参加。
札幌(地区)トレセン選手数名。
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